何らかの理由で、巨人は絶対に中田を採らない、という昔ある人から聞いた情報は、誤りではなく、正しかったようです。
巨人はドラフト指名選手の入念な身体検査をし、その結果、中田は指名を見送られていたというのです。
ところが巨人で必要となるのは、選手としての力量ばかりではない。球団組織や親会社にとってマイナスとならないかどうか。いわくがあれば、そこまで徹底調査する。
ちょうど、政治家が新しい秘書を雇うのに過去の経歴や身辺に問題はないか、信用に傷がつくことはないか、確認するのといっしょだ。
入閣前の大臣候補者の身体検査と同じです。
人気スポーツの人気球団として、スキャンダルを呼び込むようなことがあってはならない。球団名に刻まれた看板企業の経営に支障が出ることなどもってのほかだ。
入念な身体検査で何が出て来たか、その点は明らかにされていませんが、巨人は中田の指名を見送りました。
いずれにせよ、記事の著者は、今回の電撃移籍に強烈な違和感を覚えています。
中田翔選手がチーム内で暴力事件を起こし、巨人へ電撃移籍した。そこに強烈な違和感を覚えるのは、かつての巨人のドラフト戦略の裏事情を知っていたからだろうか。