豊田社長は、自動運転の車について「今回は選手村という走るコースが決められている中で実証実験も兼ねて行った。ただ、パラリンピックという特殊環境の中で、目が見えない方がおられる、体の不自由な方がおられる、そこまでの環境に対応できなかった」と述べました。
馬鹿な説明です。眼が見えようが、見えなかろうが、前に人がいるのに止まらない自動運転車は、自動運転車としての第一歩を踏み外しています。
高速道路の路線バスの前に、突然、歩行者が飛び出したのではありません。
走るコースが決められた選手村の中をノロノロ運転しているバスが、接触事故を起こしたのですから救いようがありません。
最先端の装備をし、トヨタの威信をかけて製造し、実証実験を繰り返した自動運転車がこのざまです。
豊田社長は仮に運行が再開された場合は、車が近づいているのがわかるよう走行音をあえて大きくしたり、車の運行を管理する担当者と、現場に配置された誘導員との連携を強化したりするなど、改善策を検討していく考えを示しました。
周りが気を使わなくてはならない自動運転車など無用です。
