石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

今日もハチクマ、明日もハチクマ

9月10日、午前2時半に家を出発。道央道を、中秋の名月を追って、目指すは室蘭。

時速90キロのクルーズながら、前後に車なく、2時間で室蘭の道の駅に到着。

眠気覚ましに、運転しながら推敲した一首。

室蘭へと 名月を追う 道央道 今朝もハチクマ 明朝(あす)もハチクマ

https://www.youtube.com/watch?v=ZJ_Hr6GmNJk&t=181s

道の駅の駐車場で仮眠をとり、やや寝過ごすも、顔を洗って、7時少し前にマスイチ浜に着くと、お馴染みの面々が並んでいます。

ハチクマは、まだ飛んでいないとのこと。

7時台に入ってすぐ、測量山の方向でハチクマが飛び、一番右端の電波塔の真下の木にとまります。

枝にとまったハチクマを撮影するのは初めての経験ですが、逆光のため、色味はわかりません。

その後、ハチクマばかりでなくタカの飛行がパタリと止まり、飛び騒ぐのはツバメばかり。

9時台に、カラスのような、全身真っ黒のハチクマが飛びますが、午前中はそれで打ち止め。

私は、定位置の岩礁にとまるハヤブサが気になります。

ときどき大声で鳴きながらツバメを追いかけますが、狩りが成功するとは思えません。

体色が黒っぽく、体型もスリムに見えます。

断崖にとまったとき、胸の縦縞を見て、今年巣立ったばかりの子供のハヤブサと了解しました。

昼食後、少し仮眠をとって戻ると、午後2時台にもハチクマが飛んでくれました。

午後3時40分、地元の渋谷さんと情報交換をしていると、ハヤブサの親鳥が、羽根をむしった小鳥を足に掴んで、カラ松平の方から飛んできました。

私たちの頭上5mの高さを、展望台の方向へ、ゆっくり飛んで行きます。

岩の頂上にいた幼鳥は、餌に気づいて飛び立ち、展望台の横で親から餌を受け取りました。

もとの岩に戻って食べてくれれば撮影できたのですが、幼鳥は、残念ながら、私たちからは見えない所に飛んで行ってしまいます。

予期せぬ出来事で、撮影はできませんでしたが、ハヤブサの餌渡しを、初めて肉眼で見ることができ、感動しました。