毒も適量なら薬となり、健康によいとされるビタミンなどの栄養素でも、摂りすぎると毒になります。
何と、カンフー映画の英雄、ブルース・リーが水を飲み過ぎて死んだ、というのです。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/11/post-100185.php
武道家からアクションスターへ転身し、「ドラゴンへの道」や「ドラゴン怒りの鉄拳」などの香港映画で主演を務めたブルース・リーは、
<1973年7月20日、32歳の若さで死去した。公式には、鎮痛剤「エクアジック」への過敏性反応による脳浮腫が死因だとされているが…>
新しい研究では、ブルース・リーの死因が鎮痛剤への過敏症ではなく、水分の過剰摂取による低ナトリウム血症だというのです。
ブルース・リーは最期の数カ月間、固形物を食べずに、もっぱらニンジンジュースやリンゴジュースを飲むという食生活を送っていた。死亡当日も体調に異変が起きる直前まで、一日中繰り返し水分を摂取していたという。
結論は単純です。
研究チームは、「健康で若い人でも、水分の過剰摂取によって低ナトリウム血症となり、死亡するおそれがあることを鑑みると、『水分の過剰摂取は死を招くおそれがある』ことを広く啓発する必要がある」と説いている。