ひとつ前の、「2018年チゴハヤブサの子育て」は、夜中に目が覚めて書いたものです。書き終えてまた眠りましたが、夢かうつつか、という浅い夢の中で、チゴハヤブサの親鳥の奇妙な行動は、蟻浴ではないか、と考えていました。
腹ばいになったチゴハヤブサは、周りにいる蟻を集め、羽根に着いた寄生虫を蟻に食べさせている、と考えたのです。
この、夢かうつつか、には第2幕があります。「なつぞら」の子役を、母親に会わせる場面の制作です。母親役には、「いだてん」で見た小泉今日子をつかいました。子役が、座っている小泉今日子に近づいて、「おかあさん」といって抱きつくと、母親は煙のように消えます。
その時、私は夢から覚めました。しかし、驚いたことに、私の口から「おかあさん」という言葉が、静かに漏れているのです。近くに家族がいれば、寝言、と誤解されかねない行動です。テレビ番組を制作していた、というのに。