石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

高級車の定義

20年近く昔、ふと、死ぬ前に高級車を運転してみたいと思い立って、高校生だった息子と、中古車屋さんを見て回ったことがあります。

どんな問答だったか、詳しい内容は忘れましたが、高級車の条件に関する私の質問に、息子は、高級車とは、フロント・グリルが立派な車、と定義しました。

いくら値段が高くても、フロント・グリルが薄く、貧弱な車は高級車ではない、というのです。

車にはほとんど興味を示さなかった息子の定義でしたが、私は一理あると思いました。

結局、1995年製の2代目クラウン・マジェスタを、軽自動車の中古車よりも安い値段で手に入れました。エア・サスペンジョンの安定した乗り心地と、オーディオの音質の良さは素晴らしく、後にも先にも、これに勝る車に乗ったことはありません。

息子の定義に従えば、現在、日本の最高級車はアルファードでしょう。そのフロント・グリルの圧倒的な存在感は、昔のボンネット・バスをしのぎます。

何故、こんな古い話を思い出したか、というと、最近、アルファードに勝るとも劣らない、立派なフロント・グリルをもった軽自動車に、ときどき出会うからです。

フロント・グリルは、車の格を上下する、極めて重要なパーツと、今でも考えています。