昨夜もエゾセンニュウ(エゾホトトギス)の声を聴きました。最初は北の篠路川方面から、そうして耳が慣れてくると南の伏古川方面からも聞こえました。山法師の花が白く大きくなる頃には、もっと大きな声で鳴いてくれるでしょう。
ホトトギスには聞きなしがいくつか知られています。
有名なのは特許許可局(トッキョ・キョカキョク)ですが、東京を付けると長すぎます。テッペン・カケタカもいいですが、意味が分かりません。
私の年齢よりも上の北海道人には、ジョッピン・カケタカがピッタリです。ネットによると、ジョッピンとは錠ぴん、すなわち、鍵の北海道弁とありますが、北海道だけではないでしょう。
ジョッピンと聞くと、私の語感では、カギというより、戸が開かないように、斜めに立て掛ける棒をイメージします。鍵をジョッピンと呼んだことは一度もないからです。
ホトトギスという名前も、実は、聞きなしからきているようです。確かに、ホトトギスが、静かにゆっくり鳴くと、ホトトギスと聞こえます。
ただし、エゾセンニュウがホトトギスと鳴くのを、わたしはまだ聞いたことがありません。