録画していた「ハケンの品格」の最終回を、今日、見ました。わかっていても、毎回、泣かされたものです。
主人公は、現実にはありえないスーパー・ウーマンです。筋も、ありえない漫画的な展開です。にもかかわらず、そこには誇張されたリアリティーがありました。
日本の企業や社会にある後進性が、自虐的に誇張され、漫画的に表現されます。主人公のスーパー・ウーマンは、旧体制に胡座をかく無能な男たちの妨害をものともせず、その後進性を破壊し、痛快な逆転勝利をおさめます。
ドラマの魅力は、日本社会を自虐的に描き切っているところです。こんな自虐ドラマ、日本以外の国で、成功するとは思えません。日本独自の文化だと思います。