アリババの創業者が、中国共産党政府によって消されたようです。
消された理由は、ジャック・マーが、昨年の
10月24日に上海で開催された公開討論会に出席。中国の金融システム規制を「老人クラブ」と呼んで中国の当局者たちの神経を逆なでし、
「古い方法で未来を規制することはできない。中国にはシステミック・リスクはない。そもそも金融システムがないからだ。システムの欠如こそが(中国の)リスクだ」
と、中国政府を批判する発言したため、と考えられています。
そもそも、中国人には、自国の独裁政治を批判する権利が認められていないようです。
中国人に認められていないのですから、外国人に認められるはずはありません。
ジャック・マーの運命について、中国指導部の汚職疑惑を暴露し、2014年に国外逃亡した不動産王の郭文貴が、2019年9月に収録されたインタビュー動画で、
2019年9月にアリババの会長を退いたジャック・マーの今後について、「道は2つしかない」、「中国の大富豪の末路は、収監か死。そのいずれかだ」と語った。
というのです。
日本のマスコミは、この事件をまったく報道しません。北大の教授が中国で消えても報道しないのですから、無理もないでしょう。
しかし、アメリカでビル・ゲイツやジェフ・ベゾスが消えたら、マスコミは黙っているでしょうか。
中国には、国民を独裁者の権力から保護する法律はないようです。国民さえ保護されないのですから、外国人が保護されるはずはなく、もっと簡単に消される、でしょう。
いやでも中国で仕事をしなければならない人は、本当にお気の毒です。