いつものことながら、井上選手の強さに驚嘆しました。
最初のダウンを奪ったボディブローは、相手の右胸への左フックでした。
2度目のダウンは右脇腹、とどめは右背部に近い脇腹で、どのパンチも内臓ではなく、肋骨にダメージを与えていたと思います。
肋骨そのもの、あるいは肋骨と背骨の境が骨折するかもしれないという、骨の発する悲鳴がダウンを誘発したのです。
パンチ力でいえばバンタム級より何倍も強いヘビー級では、ボディブローによるダウンやノックアウトを見たことがありません。
軽量級にはない厚い皮下脂肪が、肋骨や内臓を守る重要なプロテクターとなっているということでしょうか。
話しは変わりますが、今終わったばかりの全米オープンゴルフは、見ていてイマイチ盛り上がりませんでした。
日本人が優勝に絡まなかったせいもありますが、グリーンが難しすぎて、世界のトッププロがど素人に見えるほどショート・パットが入らないのには、ホトホトあきれました。
日本人が絡まない試合では、誰が勝つかでハラハラすることはないので、正確なショットや長くて複雑なロングパットを決めるトッププロの技に感動したいものです。