雛がこのくらい大きくなると、普通サイズのネズミは丸呑みが普通となります。
この動画の獲物は、かなり大きなモグラで、
1.四肢が外に張り出しているため、雛の口や喉を通らず、
2.齧歯類より皮膚が丈夫なため、雛の力では引き裂けなかった、
ようです。
モグラを千切って食べさせようとする母親の心、子知らず。母と子はモグラを奪い合い、子は母の給餌を待ちきれません。
四肢と内臓を食べ終わった動画の後半、モグラの体が引き伸ばされた時、これ以上の介助は無用と、雛は母からモグラを奪い、吞み込みます。
雛のDNAには、肉の味をゆっくり味わう本能は、書き込まれていないようです。
雄より狩りの能力が劣る雌は、雛が吐き出したペレットを食べ、わずかに残った養分を吸収して、餌の足しにしているようです。