11月6日の後編です。
撮影をはじめて30分後、満腹の雌に、空腹の雄が飛びかかり、魚を奪います。
雌は、恐らく1時間近く食べていただろうと思われます。
雄は、魚の頭部と尾、そして雌が食べた中間部の皮を、約50分かけて完食します。
その間、雌は同じ流木で雄を見守っていたので、カラスやカモメが邪魔をしにに来ることはありませんでした。
さて、問題は、獲物となった魚です。
大きさや尾の形は、ほとんど鮭と変わらないため、帰宅して編集を始めるまで、美ワシ夫婦は鮭を満喫したと考えていました。
しかし、やや扁平な丸い頭の形や、やや突出した愛嬌のある丸い眼玉、そして分厚く見える楕円形の唇は、フグかボラのようであり、鮭の顔ではありません。