ニューズウィーク誌のコラムニストで、私が最も信頼するコリン・ジョイス氏が、
ヘンリー王子、事実誤認だらけの「プライベート切り売り本」に漂う信用の欠如
と題する記事を書いています。
https://www.newsweekjapan.jp/joyce/2023/01/post-264.php
ヘンリー王子の暴露本には、
割礼を施されたこと、パブの裏手の野外で童貞を喪失したこと、性器が凍傷になったこと、マリフアナを吸ったこと......など
自身のプライバシーが露骨に暴露されていますが、
どれか1つでもメディアによって報じられていたとしたら間違いなく彼自身が激怒していたであろう内容だ。
メディアが勝手に暴露すのは許せないが、自分で暴露するなら問題ないのでしょう。
しかし、問題は、他人のプライバシーを売って商売をしていることです。
ヘンリーの回顧録は確実に売れる。英王室、特にチャールズ国王やカミラ王妃、ウィリアム皇太子らの内情をのぞかせてくれるからだ。言い換えれば、ヘンリーは自身がさんざん非難してきたタブロイドがやってきたことと全く同じことをしている。人のプライベートを売って金を稼いでいるのだ。
日本なら、暴露内容の真偽に関わらず、訴訟が起こされれば敗訴するかもしれません。