2022年中国のGDP成長率が、実質+3.0%と報道されました。
PCR産業だけで3.0%成長、という数値を誰が信じるのでしょうか。
ゼロコロナ政策で都市がロックダウンし、工場の生産が低下しただけでなく、物流も貿易もほとんどストップしました。
不動産価格は大幅に下落し、PCR産業の他に、これと言って伸びた業種があるという話しを聞きません。
しかも、この数値で伸び率が鈍化したというのです。
中国 去年のGDP伸び率 前年比+3.0% 2020年以来の低水準に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230117/k10013951721000.html
最近、Youtube 動画から、中国のGDP成長のカラクリを解き明かす、貴重な情報が得られました。
中国地方政府GDP改ざん
https://www.youtube.com/watch?v=ARdeS3KRuvI
中国のGDPは、全国の地方政府から報告されるGDPの数値を、中央政府が集計したものです。
中央政府も数値をいじっている可能性はありますが、それ以上に地方政府がGDPデータを改ざんせざるを得ない、必然性があるというのです。
なぜなら、GDPが成長しないと、出世がとまるだけでなく、左遷・降格される可能性もあるからです。
この動画の後半では、地方政府の書記から生産額を3倍に改ざんするよう命令された会社経営者が、会社のホームページに、実名とともにその顛末を暴露しています。
面白いことに、改ざんを命令されたのは生産額だけで、売り上げや利益ではない、と言います。
もしも売り上げや利益を3倍にすると、納税額が上昇し、会社経営者も地方政府も、つじつまを合わせることが、格段に難しくなるからです。
つまり、中国では、生産額を集計しただけのGDPの数値は、いくら改ざんしても当事者には少しも実害がなく、諸外国に幻想を抱かせることを目的として、発表されているようです。
中国には、信頼できる統計は1つもないでしょう。