「ひかる源氏」の初回をNHKプラスで観ましたが、予想外に素晴らしい出来でした。
平安貴族の生活が身近に感じられそうです。
賢い紫式部の幼少時代と、平凡な道長の不遇の時代に、偶然の出会いが設定されています。
偶然の出会いは、多くの物語で、鑑賞者への最高の報酬となり、この上ない味付けとなります。
幼い紫式部が鳥かごでヤマガラを飼っている様子は、源氏が鞍馬山で初めて若紫を垣間見る場面を想起させます。
物語の流れは、映画「恋におちたシェークスピア」で、シェークスピアと「ロミオとジュリエット」の主人公を重ね合わせる、あの技法を踏襲したようです。
次回から大人の紫式部が登場するようですが、子役と比べ、あまり賢そうに見えないのがやや心配です。
