暖かい快晴の1日、午前中、石狩川のワシを見に出かけました。ちょうど茨戸霊園の裏手にあたる、石狩川の堤防を被う灌木に、オオワシとオジロワシが並んで止まり、川面をながめています。しかし、ここでいくら待っても、狩りが始まるとは、とても考えられません。
そこから車で10分ほど走って、石狩川河口の東岸に出ました。雪捨て場からはじめて、堤防の行き止まりまで見ましたが、東岸にワシの姿はありません。対岸に目を移すと、遠くの砂丘に、オジロワシが、ようやく1羽見つかりました。やはり、ワシが河口に集まるのは、真冬の厳寒期だけなのでしょうか。
堤防の上で車の方向を転換し、念のため、もう一度対岸に目をやったとき、流氷の上にオオワシがいることに気づきました。オオワシの視線の先にある流氷には数十羽のカモメが休んでいます。しかし、オオワシは、悠然と水を飲むだけで、狩りをする様子はありません。
つい先ほど、茨戸霊園の裏で見たオオワシと同じ個体でしょうか。はたまた、別の個体でしょうか。冬の初めに、オオワシが2羽いるのを確認していますが、その後、2羽のオオワシを同時に見る機会は、1度もありませんでした。