ワシたちにとって、冬の貴重な狩場である豊平川の河口が、防災工事のため、危機に瀕していることを、1月11日のYouTubeと、このブログに書きました。
きのうの日曜日、その後の様子を見に、豊平河口に行ってきました。
前回、中沼墓地の前の道路は、車で通れましたが、今回は、地吹雪のため閉鎖され、ゴム長靴がスッポリ埋まる雪道を500メートル以上、カメラを提げて歩きました。
堤防に近づくと、人の気配を察したのか、1羽のオジロワシが当別方向に飛び去りました。
堤防の上は広く除雪され、日曜日だというのに、ダンプカーが引っ切り無しに走っています。ただし、前回、河川敷に数台あった重機は、すべて撤去され、工事は春まで中断されたようです。
豊平川の川岸に数十羽のカラスはいるものの、水鳥の姿は見えません。私の右手、数百メートル離れた木に、オジロワシが1羽止まっていましたが、カメラを向けると、上流方向へ飛び去りました。
石狩川との合流部より、さらに下流の方からワシの鳴き声がしたので振り返ると、1羽のオジロワシが当別方向へ飛び去り、オオワシが1羽残っていました。
オオワシは、カメラを向けても逃げることなく、ダンプカーにも全く反応しません。
嬉しいことに、豊平川と石狩川の合流部は、ワシの狩場に戻りつつあるようです。また、ワシにとって、ダンプカーより、私たちバーダーの方がずっと脅威であることを、再確認した次第です。