今日は、快晴なれども風強く波高し、という札幌の気候でした。
妻の提案で、森林公園に行ってきました。第一の目的はフクロウを見ることで、重い三脚を肩に、カメラを入れた背嚢を背負って、4キロ歩きましたが、結局、フクロウの営巣地が分からず、目的地にたどり着けませんでした。
第二の目的は夏鳥を見ることです。クロツグミとキビタキの声を何度も聴き、立ち止まって双眼鏡で丹念に探しますが、いつものように、見つかりませんでした。今年も、右耳でヤブサメの声を聴けたことが唯一の収穫でした。
毎回感じることですが、この公園では、野鳥が近くに寄ってくれません。野鳥をいじめる悪い人がいるのでしょうか。獲って食うわけでもないのに、なぜ、そんなに警戒する必要があるのか、不思議です。
逃げも隠れもしない植物は、私たちにとっては、とても有難い存在です。オオハナノエンレイソウ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、マイズルソウなどの花々、花は無いものの、オオウバユリ、マムシグサなど、加えて多様なシダ植物を満喫することができました。
とはいえ、野幌の森林公園は、野鳥観察にとって収穫の多い場所ではありません。餌となる、木の実のなる木や野鳥の住みやすい環境が整っていないのでしょうか。
対照的に、数年前まで勤めていた当別町の裏山では、広さは野幌の100分の1もないのに、短時間で、たくさんの野鳥を見ることができました。環境の違いでしょうか。