石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

土俵は決して狭くない

土俵は狭い。だから相撲取りはあんなデブばかりになるのだと、私は長いあいだ誤解していました。確かに、大部分の相撲は、ぶつかった圧力だけで勝負が決まるように見えます。

だから、日本人力士と親方は体重と突進力ばかりに注目します。しかし、横綱の相撲を見てください。彼らが勝つのは、日本人力士にない、スピードと頭を使った技であって、突進力ではありません。

日本人の親方は、馬鹿の一つ覚えのように、がむしゃらに前に出ることだけを教えます。だから日本人力士は、ぶつかりげいこのように、横綱に、いとも簡単に転がされるのです。

相撲部屋にも、オリンピックの科学的トレーニングと栄養指導、そして何よりも、体重制限と科学的戦法が必要です。親方による伝統的な指導は、国際的な相撲には通用しません。

現在の土俵の広さには、白鵬の体重が理想であり、リミットであることを示しています。相撲が普通のスポーツなら、力士の大部分は白鵬のような体型の人になっているでしょう。力士はデブにも勤まる、という日本人の誤解が、悲劇的状況を生んでいるのかも知れません。