石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

モンゴル相撲のお陰で本来の格闘技に回帰

今朝、スポーツ面の写真を見て、これは小手投げではなく、関節技だと思いました。

振り返えると、ここ数場所、照ノ富士が多用してきた技です。対戦相手に、差すと腕をへし折られる、という恐怖を抱かせた技です。

肘撃ちも復活しました。それよりも何よりも最強の武器は、張り手です。

最強の武器である張り手を、なぜ白鵬の専売特許にしておくのか、私には不思議でなりません。

大相撲は賞金のかかった格闘技です。相手が横綱だろうが大関だろうが、禁止されていない武器の使用を遠慮する理由はありません。

仕切り線に手をついて、頭から突っ込んでくる相手に、全身の力と遠心力を使い、横から張り手を食らわせれば、当たり所さえ良ければ一発で決まります。

遠心力を使う横殴りは、あまりに強烈で危険なため、実は、ボクシングでも禁止されている技です。

張り手を食う危険性を回避するためには、飛猿のように、仕切り線から離れ、ボクシングのようにガードを固めて、用心深く相手に接近する必要があります。

張り手の威力と恐ろしさを一番よく知っている白鵬は、翌日、すぐさま飛猿の立ち合いを採用しました。

張り手名人の横綱が、一発の張り手で土俵に膝をつき、立ち上がれなくなったら、これほど無様な屈辱はないからです。

結論。

張り手、肘撃ち、関節技を中心とした、格闘技らしい、何でもありの相撲に戻り、横綱が土俵上でノックアウトされるか、はたまた、土俵から転落した力士が、骨粗しょう症の年配女性の上に落ちて圧死させない限り、相撲界の近代化は、決して起こらないでしょうね。