石狩のワシ派、タカ派

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小池さんの偽の学歴はODAによって守られている

小池知事の学歴詐称疑惑、その第5弾は、日本がエジプトにODAを出し続ける限り、知事の汚点が、エジプトから漏れることはなさそうだ、という悲観的な内容です。

なぜなら、大統領がOKを出さない限り、小池知事に関する書類は、見ることができない状態だからです。

カイロ大学の現文学部長アフメド・シェルビーニ氏は、「カイロ大学では2年前から小池氏に関する書類を出す場合は学長の承諾が必要になった」と言う。

また筆者が取材をしたカイロ大学の職員の1人は「小池氏の件は、政府の上層部が関与しているのではないかと思う」と話した。

エジプトは軍が支配する独裁国家です。

街には軍出身のシーシー大統領(元国軍総司令官、国防大臣)の大きな写真がいたるところで見られる。ある意味で北朝鮮のような独裁国家であり、軍が「小池氏をカイロ大学の卒業生にしておきたい」と思えば、誰も逆らえない。

小池氏のほうもシーシー大統領が就任後、複数回会いに行っている。

したがって、私たちが普通に考える、小池知事の資料を請求すれば、すぐに真実が解明されるだろう、という常識は通用しません。

カイロ大学文学部で学んだ経験がある浅川芳裕氏は、2018年6月に一連のツイッターで次のように述べている。

小池氏の詐称疑惑についてカイロ大学に問い合わせれば済む話では、との質問がくるが、そんなヤワでマトモな大学ではない。大学権力を完全に掌握しているのは軍部・情報部。現在、軍事独裁政権トップ(シシ大統領)がカイロ大学長ならびに各学部長の任命権を持っている。

エジプトで大革命が起こらない限り、小池さんは次の選挙でも、カイロ大学卒業の学歴を心配なく使えそうです。

最終回の第6弾で、何か決定的な証拠が出てくるのでしょうか。