海外ニュースによると、中国政府は野生生物を食べるのを禁止し、違反者に刑罰をを科す、とのことです。今頃になってようやく、という気もしますが、対策を取らないよりはましです。
野生生物を食べると言えば、増えすぎた鹿やイノシシなどのジビエも、また、養殖ではない魚も含まれますが、それらが問題なのではありません。生きた野生動物が、食材として、市場で取引されていることが問題なのです。
日本でも、イセエビやカニ、鯛やヒラメが鮮魚店の水槽で飼われていますが、問題になったことはありません。
しかし、中国の市場では、健康かどうか分からない珍獣や奇鳥が、狭い籠に閉じ込められ、怒りと苦痛で暴れるたびに、未知のウイルスを含む糞尿の飛沫を、雑踏する人々の頭上に、大量に飛散させているのです。
GDP世界第2位の帝国が、珍奇な伝統料理のために、新しい病気のインキュベーターであり続けることは、如何か、と私は思います。