石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

DecorahのMomついに産卵

報告が遅れましたが、DecorahのMomが、ついに産卵しました。これで、心配事の一つが杞憂と分かりました。20歳近いMomは、まだ健在です。

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アイオワ州は、札幌と同じ緯度ですが、MomとDM2の営巣環境は、札幌とは大違いで、ほとんど理想的です。

1.カラスがいない。2.魚の豊富な、冬でも凍らない、川と池がある。3.雄雌とも優秀だが、特に若い雄、DM2が極めて有能。

残る心配は、ノルウェーオジロワシと、我が石狩のオジロワシです。

ワシの抱卵を見ていて気が付くことは、最初の卵は、あまり熱心に温めない、ということです。卵を2月の冷気にさらし、発生の進行を調節しているようです。

数日遅れて産まれる2個目の卵と、発生に差がつき過ぎると、孵化の間隔が開き、雛の体力に大差が生じます。その結果、強い雛が餌を独占し、弱い雛の生存が危うくなるからです。