石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

カラスとオジロワシの食餌

10時半ごろ、モエレ沼の狩場に着くと、温暖・快晴にもかかわらず、鳥の姿が見えません。最前、観音様の水門付近で、堤防の斜面を下る男を見たとき、いやな予感がしました。

あの男は、狩場の仁義を無視する、社会党野郎ではないか、という予感です。

予感は的中していました。鳥おっさんの奥様の話では、望遠レンズ付きのカメラを持った男が堤防を歩き、オジロワシも水鳥も、1羽残らず追い払ったので、しばらく戻ってこないでしょうね、というのです。

ワシが戻るまで、カラスの動きに注意して、観察しました。狩場の右手の岸辺に立つ、枯れ尾花の根元で、2羽のカラスが不自然な動きをしています。撮影しようとカメラを向けたとき、一瞬早く、カラスは何かをくわえて飛び立ちました。

カラスは、堤防の雪面に降り、干物のようなフナを、少しずつ、つついて食べています。

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背後の松林から、ウソの大きな鳴き声が聞こえました。声は聞こえますが、双眼鏡で探しても、姿は見えません。しばらく探した後、ウソをあきらめ、振り返って狩場を見ると、いつの間に現れたのか、オジロワシがカラスに囲まれています。

かなり大きい、フレッシュなフナを食べていました。やはり、ワシの食べ方は豪快です。

その後、2羽のワシが加わり、1羽が去って、2羽残りました。2羽は、プラタナスの枝に止まって、狩場の水面を見張っています。

お昼を過ぎた頃、2羽のうち1羽のワシが不自然に飛び去り、もう1羽は沼をおおう雪面に降りました。動きが奇妙なので、周りを見ると、望遠レンズ付きのカメラを提げた男が、堤防を歩いて狩場に近づいてきます。

またしても現れた身勝手な社会党野郎です。私は、頭の上で腕をクロスして、✖を示し、腕を横に強く振って、出て行け、の合図をしました。

ドカドカとワシに近づいて、驚いて飛び立つワシの、一瞬の姿が撮れればそれでいい、という刹那主義者です。

おかげで、極めて不愉快な思いをしました。