絶好の撮影日和にはワシ・タカが現れない、というジンクスの「逆もまた真なり」かどうか、つまり、最悪の撮影条件なら現れるのか、というテストをしました。
その前に、オジロワシの巣のあるヤチダモの木がすっかり落葉し、春先のように、巣が丸見えとなりました。巣の補修が、まだ始まっていないことは、一目瞭然です。
石狩川の河口に着くと、上空は厚い雲に被われ、雨が降ってきました。かなり激しい雨で、撮影条件としては最悪です。
雨の中、双眼鏡で芦原をくまなくチェックすると、一番遠い芦原で、一瞬チラッとチュウヒらしき影が、視界を横切りました。
カメラに持ち替え、3000ミリで探すと、います、います、確かにチュウヒです。
「逆もまた真なり」が証明された瞬間です。