渋沢栄一の大河ドラマが放送された翌日、30年前の株価である3万円台に、ようやく戻りました。
ついに、失われた平成の30年から、脱出できるのか?
世界を見渡すと、この30年間で、アメリカの株価は3千ドルから3万ドルへと、10倍上がっています。これが世界の常識です。10倍が無理なら、数倍になっていても罰は当たりません。
アメリカでは、株価と401Kなどの個人年金制度が密接に関連しているため、株価を上昇させることは、政府の最重要政策だそうです。
日本の経済学者の中には、株価3万円をバブルという人がいます。しかし、これをアメリカに置き換えると、30年前の株価3千ドルをバブルと言っているようなもので、信じられないほど深い断層です。
ところで、「四季報」のオンライン版に、渋沢栄一の玄孫にあたる渋沢健氏の、面白いインタビュー記事が載っています。
渋沢氏は、明治維新後の日本社会は「破壊の30年」と「繁栄の30年」を交互に繰り返している、という説を唱えています。
この説によると、バブルのはじけた1991年からコロナ危機の2020年までは「破壊の30年」、2021年から2050年までは「繁栄の30年」になるそうです。
果たして、渋沢氏の予言は当たるでしょうか。