石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

これが世界の常識

エコノミストの編集長だったビル・エモット氏が、世界の常識を教えてくれました。

もちろん、世界の常識は、日本の非常識です。

7月23日の開会式が目前に近づいた今も、東京五輪を取り巻くムードは悲観的なままだ。大会のオフィシャルパートナーの1つである朝日新聞まで、開催中止を求める社説を掲載した。

世論調査によれば、日本人の60~80%はこうした主張を支持していると言えそうだ。医療関係団体も、五輪開催が日本の医療システムに耐え難い負荷を課すと警鐘を鳴らしている。

日本の新型コロナウイルス感染症による累計死者数は1万5000人足らず。これは、イタリア(人口は日本の約半分)の約10分の1、アメリカ(人口は日本の2.5倍余り)の約40分の1にとどまる。

日本の状況は、「緊急事態宣言」という言葉のイメージほど深刻ではない。

医療逼迫に関する懸念も大げさだ。

大半の先進国とは異なり、日本では、過去1年半の総死亡者数が平時より少なかった(コロナ禍で日本人がそれまでより注意深く行動し、移動を減らしたことが原因だろう)。

要するに、日本の「コロナ危機」により東京五輪が中止されることはあり得ない。そもそも、現在の日本は「危機」と呼べるような状況ではないからだ。

もう一度繰り返します。これが世界の常識です。

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