石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

お悔やみ欄と火葬場

毎日のニュースを見ていると、日本にはコロナしか病気がなく、日本人はコロナでしか死なないような気さえします。

北海道で発行されている新聞には「お悔やみ欄」という、無料で載せてくれる死亡広告欄があります。私たち老人が見やすいように、大きな字で書かれているため、1ページの30~40%を占めています。これで全道の分です。

他の地方の新聞にも「お悔やみ欄」はあるのでしょうか。九州では可能だと思います。九州は、面積は北海道の2分の1ですが、人口は2倍の1000万人で、人口密度は北海道の4倍ですが、この程度なら1ページに収まるでしょう。

しかし、関東地方の新聞では無理です。何しろ、面積は北海道の半分以下ですが、人口は8倍以上もあり、「お悔やみ欄」だけで3~4ページになってしまうからです。

私は密かに危惧しています。コロナによる死亡者や、PCR検査が行き渡らないためカウントされない、隠れコロナ死亡者の数が徐々に増加し、「お悔やみ欄」の面積が1ページの50%を超え、ついには1ページに収まらなくなることを。

「お悔やみ欄」だけでは済みません。手稲山口の火葬場は、日によっては、窯の順番が回って来るまで、長く待つこともあります。火葬能力には、ほとんど余裕がないのです。

いくら隠そうとしても、コロナ死亡者の増加は、「お悔やみ欄」の面積と火葬場の待ち時間を見れば、一目瞭然です。