池田氏がアゴラに、山中伸弥氏の「コロナ10万人死亡説」は大丈夫か、という記事を書いています。
これを読むと、ノーベル賞を取った科学者でも、専門外では非科学的な発想をしても平気で、それに全く気付かない、何とかの壁?があるようです。
一部を引用すると、
山中氏が「何もしなかったら」を繰り返しているのをみると、彼も西浦氏のトリックに引っかかっているようにみえる。丸腰の死者というのは統計に存在しない仮想の数字だから、それを大きく設定すれば感染症対策の効果はいくらでも大きくなる。
丸腰の死者、とは、「何もしなかったら」死ぬ人のことでしょう。
もし日本で丸腰の死者42万人を感染症対策で1000人におさえこんだとすると、対策の効果は420倍だから、それ以上の対策をとったアメリカの丸腰の死者は5500万人以上ということになる。
山中氏は、これだけ批判されている西浦説を、今でも、何も問題のない合理的な説と、完全に信じ込んでいるようです。
池田氏は、重要なのは無症状感染者を含む感染者の数ではなく、重症者の数だといい、
きのう東京の入院患者は487人と46人増えたが、コロナ用に確保したベッドは1000あり、まもなく3000に増やす予定だ。
人工呼吸器などの必要な重症患者は一貫して減っており、きのうは5人。死者は16日連続でゼロである。集中治療医学会のホームページによると、全国に2万台ある人工呼吸器のうち、コロナ患者に使われているのは62台である。
日本ではマスクを着けて生活する限り、コロナ前に戻っても全く問題ないでしょう。気を付けるのは、マスクなしの濃厚接触だけです。