石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

ラトビアのオジロワシが巣立つ

YouTubeで見る限り、オジロワシの巣にカメラが設置され、継続的に観察されているサイトは、世界に2か所しかありません。ノルウェーのSmolaとラトビアです。

ノルウェーのSmolaでは、今シーズン雌が入れ替わり、子育てができませんでした。

一方、ラトビアでは、3月12日に最初の産卵があり、3月19日までに、合計3個の卵が産まれました。

雛は、4月18日、20日、24日に孵化します。抱卵期間は37日前後です。

雛は順調に成長していましたが、最後に孵化した雛が、5月17日、母親の見ている前で、兄弟によって攻撃され、巣から突き落とされてしまいます。兄弟による間引きです

下の動画で、自然界の恐ろしい現実を見ることができます。

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その後、残った2羽の雛は元気に育ち、現地時間の7月10日と11日、めでたく巣立ちました。孵化から巣立ちまで、83日間かかっています。

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ラトビアオジロワシは、顔貌や体格が、北海道のオジロワシよりややスリムに見えます。