石狩のワシ派、タカ派

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医療崩壊が起こるとすれば日本人の自業自得?

人口あたりベッド数が世界一で、コロナ死亡率がヨーロッパの1/50の日本で、医療崩壊が起こるはずがない。

医療が逼迫しているとすれば、問題はコロナウイルスではなく医療資源の配分のゆがみにある。

機材よりも医師・看護師の配分が硬直化している。

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医療関係者の間でも、非効率で硬直化した日本の医療制度の悪弊が自覚されているようです。

今のような緊急事態でも、ガラガラの病院から逼迫している病院にスタッフを再配分できないのだ。

コロナ患者を受け入れると院内感染のリスクが大きく、マスコミが騒いで他の患者が寄りつかなくなるので、普通の病院は受け入れを拒否する。

指定感染症については国が指定医療機関に指示する法的根拠があるので、辛うじてコントロールできるが、これを5類にすると病院は患者を拒否できるので、コロナ患者はたらい回しされるだろう。

今でも罰則はないので、コロナ患者を受け入れるのは良心的な指定医療機関だけだ。厚労省もそれを知っているから、指定感染症を延長して病院に指示する便法をとるのだ。

そういうことだったのか。日本人は、自分で自分の首を絞めていたのですね。

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だから、全国の保健所長から厚生労働省に、2類から5類への移行が提言され、それが望ましいとしても、厚生労働省は、決断することができなかったわけです。

これでは、ベッドも医師も余裕のある日本で、医療崩壊が起こったとしても、地元の意思でダムを作らなかった熊本県の水害と同じように、自業自得というしかありませんね。