中国には、信じられない程多くの自動車メーカーがあり、驚くなかれ、300社以上がEVをつくっているというのです。
中国の登録自動車メーカーは約846社。そのうち300社余りが新エネルギー車(NEV)を量産するメーカーだ。2020年だけでも中国では生産能力が約500万台分増えたが、これは同年の国内EV販売実数の約4倍に上る。
これほどEVメーカーが多いのは、中国政府が奨励していたからですが、最近、政策が変更され、EVメーカーが次々と倒産しているというのです。
EVメーカーの多くは、地方政府の支援や中国をEV大国にするという中央政府の夢を実現させるための奨励策を踏まえ創業した。潮目が変わったのは昨年11月だ。当局は地方政府に対し自動車業界への支援規模を見直し再報告するよう求めた。
蔚来汽車や小鵬汽車といった一部の中国EVメーカーは多額の資金集めに成功。今や米テスラに匹敵するほどの販売台数を誇るが、中国EVブームの裏側を如実に示しているのが拝騰と博郡だ。
博郡は元フォード幹部の黄希鳴氏が16年に設立。3工場で年産計70万台を目標としていたが、資金が尽き1台も生産せずに破綻した。
拝騰はBMWや日産自動車の元幹部らが創業した。同社は昨年7月、全ての国内事業を停止、従業員を一時帰休とした。
自然淘汰で、100社のうち1社が生き残り、まともな企業として成長すればOKという、極めて健全なダーウィニズムでしょうか。