石狩のワシ派、タカ派

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終戦直前、日本は核実験に成功していた?

戦争中、日本も核兵器を開発していたという話は、子供の頃から聞かされ、原料不足で間に合わなかった、と思っていましたが、核実験に成功していたとは、初めて知りました。昨年11月の記事が、復活したようです。

アメリカ、ソ連、中国、北朝鮮から異口同音の証言が得られ、朝鮮半島に侵攻したソ連と中国は、日本の核技術を入手し、自国の核開発に利用したというのです。

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ロバート・ウイルコックスによれば、日本は戦争末期に核爆発装置を完成させ、1945年8月12日早朝、北朝鮮ハムフン興南沖水域で原爆実験を行い成功させた。海上爆発特有の「きのこ雲」の発生を日本人士官が証言し、その他にも数多くの状況証拠が存在する。

この記事は、米国人ジャーナリストのロバート・ウイルコックス著「成功していた日本の原爆実験」(『隠蔽された核開発史』)に基づいて書かれ、この本は、米国CIA機密調査班の調査を基礎としています。ただし、米国政府は「1945. 8.12日本原爆実験成功」について、公式には論評していません。

日本の核実験成功は、ロシアはじめ周辺国からも指摘されています。

ロシア政府系通信社「スプートニク」は、2013年6月13日付で「1945年8月12日、日本軍は小型の船艇に核爆弾を載せ、ハムフン沖で爆破すると、直径1キロの火球が天空に燃え巨大なキノコ雲が上がった」と報じている。

さらに、北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」も、2018年2月9日付で、「日本は敗戦直前ハンフンの興南沖水域で核爆発実験を実施した」と報じている

また、中国政府の公式サイトは、2015年9月6日付で「日本は1939年から1940年の間に、日本で核兵器を製造した」と報じている。

ソ連と中国が朝鮮半島に侵攻した目的に、核技術の入手があったとされます。

1945年8月8日に日本に対して宣戦布告し、満州国朝鮮半島に侵攻したソ連軍は、8月12日の上記核爆発の数時間後に北朝鮮興南を占領し、核インフラを奪い日本の核技術者を連行したソ連はその成果を利用し、僅か4年後に核実験に成功した。

中国の朝鮮戦争参戦の目的には興南の核インフラがあった北朝鮮の核開発は、人材育成も含め、日本の統治下で基盤がつくられたのである。

日本は、もともと原爆の一方的な被害者ではありません。核アレルギー反応で思考停止することなく、核保有国に囲まれた地政学を深く考慮し、核兵器保有のメリットとデメリットを冷静に判断すべきです。

虎や狼の住む森で、やぶ蚊や痩せネズミならともかく、肥えた羊が、いくら平和を説いても無意味、というのが私の立場です。