私は再生エネルギー教徒ではありません。
原子力発電に核アレルギーをもつ日本では、太陽光発電や風力発電の比率が上がると、バックアップ電源のコストが急激に上昇し、端的な話し、天然ガスの奪い合いにより、電気代が高騰するだけでなく、エネルギー危機が起こると考えています。
昨年の冬は、天然ガスの不足から電力のスポット価格が急上昇し、電力会社が大儲けするのかと思いきや、大損していました。わけがわかりません。
エネルギー危機や天然ガス高騰で儲かる投資先はどこでしょう?日本にそのような企業が存在するのでしょうか。
下の記事は、イギリスやヨーロッパに関するものですが、天然ガスの奪い合いは中国を含むアジアでも起こっており、日本では、この冬も、天然ガスの暴騰による電力エネルギー危機が起こることでしょう。
ガス・電力価格の高騰を引き起こしているエネルギー供給危機は、「投資が行き渡らなかった」石炭やガスなど古くからあるエネルギー源からの「しっぺ返し」だと、ゴールドマン・サックス・グループの商品リサーチ世界責任者、ジェフ・カリー氏が述べた。
カリー氏は、「リターンが少ないため、資本はオールドエコノミーからニューエコノミーへ振り向けられた」と発言。「これは欧州に限った話でもなければ、エネルギー部門独自の話でもない。」と指摘した。
同氏は「資本を引きつける十分なリターンが獲得できるよう、こうした商品の価格はさらに高騰する必要がある」と指摘。
アルベラ氏は、市場を安定させるため欧州がガス備蓄能力を引き上げる必要性を強調。「英国は備蓄に投資する必要があり、欧州は貯蔵スペースを埋める必要がある」と指摘した。