安倍前総理の後を継ぐ、希望の星かと思われた河野太郎氏が、かねてから「パワハラ大臣」の悪名をもつばかりでなく、小泉進次郎氏と同じ、新興宗教の再エネ教の狂信的な信者だったとは。
失望しました。日本の政治は、この先、真っ暗です。
パワハラの音声は、
エネルギー基本計画(エネ基)の素案についてのオンライン会議の録音で、河野氏が「日本語わかる奴、出せよ」などと語気を荒げて、エネ基の修正を迫っている。彼は霞が関では「パワハラ大臣」として知られているので、これ自体は驚くことではないが、その音声データがこの時期に出たことには政治的な意味がある。
河野氏は「容量市場(大停電に備えるバッファの市場)を凍結しろ」とか、「原子力の活用という文言を削除しろ」といった要求を出しているが、エネ庁としては飲むわけには行かない。その結果、苦肉の策として出てきたのが、音声データのリークだったのではないか。
河野、小泉らは、
環境影響評価などの規制をなくして再エネ開発を推進しようとしているのだが、いくらがんばっても8年で3倍にはならない。このままでは再エネも原発も増えないで石炭火力が減り、その穴をLNG(液化天然ガス)で埋めるだけだろう。
国民的人気のある河野氏と小泉進次郎氏を2枚看板にして選挙を乗り切りたいところだろう。
その取引材料として、エネ基が使われるおそれも強い。河野氏はそういう状況を踏まえた上でエネ庁を恫喝し、エネ庁は最後の抵抗手段として文春を使ったわけだ。こんな民主主義とは無縁な駆け引きでエネルギー政策が決まるのは情けないが、それが日本の政治の水準である。
同感です。私は、河野氏も小泉氏も支持しません。