石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

何かあった?抱卵を渋る防風林の雌ワシ

風はあるものの快晴の防風林で、やや気がかりな雌ワシの行動を観察しました。

シマエナガのピークが過ぎたのか、快晴の日曜日にもかかわらず、巣の下にたむろするバーダーは数人しかいません。

https://www.youtube.com/watch?v=77GfM1TPVCY

抱卵している雄ワシが最初に鳴いたとき、なぜ鳴くのか、その理由はわかりませんでした。

しばらくして2回目に鳴いたとき、巣から100m離れた防風林の木にワシが飛来しますが、その姿は確認できませんでした。

20分ほどたって3回目に鳴いたとき、雌ワシが巣まで眼と鼻の距離にとまります。

雄ワシは、3回とも、雌に反応していたようです。

巣まで30mしか離れていないのに、25分待っても、雌は巣に入りません。

たまりかねた雄は立ち上がり、雌のいる木に飛び、絆を確認するように交尾します。

交尾の直後、雌は巣に向かって飛びますが、どういうわけか巣に入らず、巣のすぐ下の枝にとまります。

雌は、雄の周りを1周してから、ようやく巣に入りました。

雄が巣を飛び立って、雌が抱卵するまで、1分前後ですが、随分長く感じました。

抱卵を始めても、雌ワシは上目遣いに上空を警戒し、怯えているようにも見えます。

ことによると、昨日、20羽以上のカラスに包囲されたのが、トラウマになっているのかも知れません。

雌ワシの神経が図太いことを祈るばかりです。