砂漠へ行こう。
何それ?といわれても仕方ありません。
今年に入ってからか、それとも昨年末あたりか、日本の株式市場が急に活況となったころ、私は初めて「砂漠へ行こう」の意味を知りました。
そしてそれ以来ずーっと、「砂漠へ行こう」が脳裏から離れませんでした。
日本がバブルの真っただ中にあった1989年末、東京証券取引所の日経平均株価が終り値でつけた史上最高値、389015円が「砂漠へ行こう」の正体です。
今朝の前場、ほんの一瞬でしたが、日経225の値が、389015円を9円超えました。
しかし、一瞬だったので、私はその場に立ち会うことができませんでした。
後場の寄り付きまでの昼休み時間、アナリストの解説を聞きましたが、株価がこの先どうなるか、誰も予想はつきません。
12時30分。
皆、寄り付き後の株価を、固唾をのんで追っています。
株価は、あれよあれよという間に、39000円を超えました。
日本の株価が、砂漠に、前人未踏の領域に一歩踏み出した瞬間です。
34年間の長いながぁ~いデフレのトンネルを抜け、ついにインフレの時代に戻ったのです。
ときあたかも、植田日銀総裁が衆議院予算委員会で、日本は「インフレの状態にある」とはじめて認めました。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240222-OYT1T50126/
安倍元総理がご存命なら、どんなに喜ばれたことか。