その昔、「ベトナムでおかした米国の誤りは、戦争を始めたことではなく、負けたことだ。ベトナム戦争は、小国の独立を助ける崇高な闘いであった」と演説して当選した大統領候補がいました。この演説を聞いた米国のマスコミは、いっせいに、「レーガンの自殺行為」と報道したそうです。
なぜ、私が、このような古いことを覚えているのか。実は、私の書いた文章が残っていたのです。「Volvox」という名称で、1973年に1度だけ印刷されたクラス雑誌、その第2号の編集を引き受けた私は、序文にこう書いています。
「今日、1981年1月21日未明(米国では20日)レーガン大統領の就任式が行われ、同時にイラン政府によって人質にとられていた52人のアメリカ人が解放された。」アメリカとイランの関係は、あれ以来、ずっと冷え切ったままです。
レーガン大統領の闘いはその後も続き、ついにはソ連邦の解体、という大勝利に結びつきます。
私は、トランプ大統領の経済政策に大変期待しています。トランプさんの政策は、米国内でさまざまな不協和音を生み出しています。しかし、この政策目標だけは、議会も一致して協力的です。