トランプ大統領は、日本が攻撃されたとき、アメリカの若者は日本をまもるために血を流して闘うのに、アメリカが攻撃されたとき、日本の若者はソニーのテレビで観戦するだけではないか、と日米安保条約の片務性について不満を述べました。
私がアメリカの大統領でも、同じことをいうでしょう。だれが大統領でも、同じことです。なぜなら、これほど奇妙な同盟関係は、前代未聞だからです。しかし、この同盟がうまれたのは、日本を、二度と武器を持って立ち上がれない、去勢された国にするために戦われた戦争の直後でした。その戦争は、同時に、ドイツを二度と戦車も戦闘機もつくれない農業国にすることを目的として、戦われました。
日米安保条約の片務性に文句があるなら、日本人を去勢する目的で押し付けた、日本国憲法についても、ひとことあってしかるべきです。奇妙な憲法を押し付けて、ごめんなさい。どうぞ憲法を改正して、普通の国に戻ってくださいと。
しかし、みずから、さむらいジャパンというなら、トランプさんにいわれて憲法改正するのは、恥辱でしょうが。
