朝から雨もよいの空で風も強く、モエレでじっくりオジロワシを観察する天候ではありません。そこで、車の中からでも見られるところを回ろうと出かけましたが、風が強く、1箇所でやめました。
そこは、石狩川の堤防から、およそ1キロメートル離れた対岸を臨む場所です。車の窓を下げ、双眼鏡で対岸をスキャンすると、川と接した雪の上にオオワシが立って、海から逆流する流れを覗き込んでいます。肩の白線が1本しか見えないので、ワシの身体は横向きのようです。
ニコンのP1000を構え、1000ミリで焦点を合わせ、3000ミリ超までズームしました。オオワシと見えたのは、2羽の鵜でした。鵜は皆こうなのでしょうか、頭部のやや白っぽい毛が逆立って見えます。2羽の隙間から見える雪が、オオワシの肩の白線に見えたのでした。
帰路、雪解けの進んだ田んぼに、3羽の白鳥が降りているのを発見しました。白鳥の上の田や、周辺の大部分の田は、まだ雪の下です。先日、白鳥を見るために南幌温泉に行ったのに、果たせなかった目的を、はからずも本日、履行することができました。