石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

モエレの鷲見はそろそろ終わり

快晴微風で暖かい、絶好の鷲見日和。除雪作業をさけて、きのうと同様に、午後からモエレに出かけました。狩場の水辺には、既に多くの水鳥が遊んでいましたが、きのうの経験で、まったく気になりませんでした。

ただ、狩場から200メートルほど離れた対岸の堤防に、大きな白いマスクをかけ、頭から黒っぽい防寒用コートのフードをスッポリかぶり、灰色の背嚢を背負って、左手に茶色の手提げを持った老婦人が、私の来る前から、ずっと座っているのです。カメラも双眼鏡も見えません。何のために、そこでじっとしているのか、外見からは見当もつきませんが、明らかに邪魔です。

30分後、老婦人は、狩場の横を通って、特別養護施設のある方向に、のろのろと一人で歩いて行きました。

正味2時間待ちましたが、結局、ワシは1羽も現れませんでした。その代わり、65歳以上のおじさんの乗った自転車が3台と、犬を連れたり、連れなかったりする、散歩の中高年が5人通りました。自転車の一人は、狩場で自転車を降り、水門の階段を上り下りして大量の水鳥を飛び立たせました。ことによると、水門の管理を依頼された、おじさんかもしれません。

解氷の進む狩場は、オジロワシの狩りにとって絶好のコンディションになりました。しかし、雪の消えた堤防は、人間の活動にとっても、絶好のコンディションになってしまったのです。自転車や散歩者がひっきりなしに通る狩場で、オジロワシが狩りをするのは無理です。