石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

オジロワシの生態動画アーカイブス

昨夜、オジロワシの狩りと子育てを記録した、過去の動画をYouTubeで検索し、二人の動画に注目しました。

最初に注目したのは、2013年のちょうど今頃、同じ石狩の防風林で撮影された、usagi1118氏の一連の動画です。高性能カメラと望遠レンズ、コンバーターなどを組み合わせ、8960mm、179.2倍で撮影された映像は、きわめて鮮明で、三脚や雲台も上等なのか、高倍率でも画像の揺れがほとんどありません。

5年前の子育てなので、同じつがい、ではないだろうと思います。縮こまった翼や足の筋肉を伸ばす動作や、小さい肉片を夫婦で受け渡してヒナに与える行動、また、魚を食べ切らずに取って置く行動や、そのためか、乾燥した魚を千切ってヒナに与える場面など、大変興味深い行動が数多く記録されています。

残念なのは、動画の公開日は分かりますが、撮影日がはっきりしないので、ヒナの日齢が分からないこと、そして、巣立ちに至る、子育ての後半部が観察されていないことです。

次に注目したのは、サトシン氏の「オジロワシの漁」という1本のスロー動画です。道東の川か沼に、オジロワシが飛び込み、半身を沈めながら、かなり大きな魚を捕まえ、流木のようなものに引き上げるまでを撮影しています。

オジロワシが、冬の間、モエレ沼雷魚やフナを捕獲する場面は撮影しましたが、子育て中のオジロワシがどこで、何を捕獲しているのか、おもな獲物となる魚は何か、大変興味があります。ウグイのようにも見える大きな魚が何か、解明したいものです。