オジロワシが北海道の適地で順調に子育て中

今朝、サロベツの冨士元寿彦さんのブログを見て、大変嬉しくなりました。

きわめて久し振りに、オジロワシが、2羽の雛を育てている写真を見たからです。

アカエゾマツに作られたオジロワシの巣では、４月下旬に孵化したヒナたちが順調に育っています。育ち盛りのヒナたちは食欲旺盛。よく食べるので、親は餌運びが大変ですが、ヒナたちは日毎に羽毛が伸び、体も大きくなっています。

ここ数年、ノルウェーのSmolaでも、バルト三国のラトビアやリトアニアでも、カメラが設置されたオジロワシの巣では、ことごとく繁殖に失敗しています。

同様に、私が観察している石狩の防風林とモエレの巣でも、近年、雛の姿さえ見ることができません。

以上の経緯を書こうとして、念のため、「オジロワシの子育て」をYoutubeで検索して驚きました。

何と、今シーズン、北海道（空知）で子育て中のオジロワシの動画が、5月10日以降、今日までで、すでに23本もアップされていたのです。

プロのような美しい映像で、驚くなかれ、5万人近い登録者がいます。

こんなに有名なサイトに、どうして、これまで気づかなかったのでしょう？

10年分の動画をチェックしましたが、どうやら、オジロワシを撮影したのは、今回が初めてのようです。

いずれにしても、カラスと釣り人の少ない、餌となる魚の豊富な好適地で、オジロワシの繁殖が順調に進んでいることを知り、安堵した次第です。

石狩のワシ派、タカ派