快晴・適温の石狩川河川敷に、チュウヒの親から子への餌渡しを撮影しにやってきました。河川敷に小鳥のさえずりは既になく、皺枯れたキリギリスと蝉の声が、淋しい夏の終わりを告げています。
1秒以内に終わる餌渡しの撮影は、冬のモエレ沼でオジロワシの狩りを撮影するより、難易度が高いと思いました。餌渡しは、広い河川敷のどこかで、不意に始まり、あっという間に終わるからです。
今日は、美しいチュウヒの兄弟が、1日中バトルを繰り返していました。8月も下旬に入り、子育ても終盤に差しかかっている、ということでしょうか。
最初のバトルは、餌を待っている間に起こった、フライングによるバトルで、餌を持った親はまだ現れていません。
次のバトルは餌を奪い合う、真剣バトルです。最初に金髪のチュウヒが大きなネズミを親鳥から受け取り、安心して食べられる場所を探して飛んでいると、紅髪のチュウヒが襲いかかります。くんずほぐれつの空中戦の末、足が絡み合った状態で、芦原に落下し、5分近く飛び立ちませんでした。
上の写真は、動画から切り取ったもので、少女が空中ブランコをしているように見えます。その足には大きな餌が掴まれています。
