石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

マスクは濃厚接触を回避する古人の知恵

昨日、昔の上司で政敵でもある方から、電話を頂きました。

その趣旨は、いくら安倍好きでも、今回の「安倍のマスク」には反対でしょう、と鬼の首でも取った勢いです。

私は明言を避けました。安倍総理から、マスク配布の政策意図を伺っていないからです。

アゴラには、八幡氏がマスク配布を支持する記事を載せていますが、これもまだ読んでいません。

これは、朝方、ベッドの中で考えた、マスク配布を支持する、私の忖度です。

インフルエンザのワクチンや薬が開発されたのは、インフルエンザとの長い戦いの歴史から見れば、ごく最近のことです。マスクが発明されたのも、それほど昔ではないかもしれませんが、ワクチンやタミフルができる、ずっと前であることは事実です。

ワクチンや薬のない時代、布製のマスクは、インフルエンザと戦う、唯一の武器でした。その御かげで、スペイン風邪いらい、日本におけるインフルエンザ死亡率は、欧米よりかなり低いようです。

今、武漢コロナウイルスには、ワクチンも薬もありません。スペイン風邪の時代と同じ状況です。状況が同じなら、戦い方も似てきます。

使い捨てのマスクが、買い占めのため行き渡るのに時間がかかるのであれば、家ごとに、洗って使える布製のマスクを配ることは、古き良き時代の日本を想起させ、パニックを鎮める効果があるかもしれません。古人の知恵です。

何でも政府に頼り、また、何でも政府の責任にしたがる日本人には、こんな親心が必要なのかも知れません。

マスクは、今から思うと、咳やクシャミのエチケット、であるのと同時に、濃厚接触を回避するシンボルとして機能したと思われます。マスクをした人に、不要不急の接近はしないものです。

今、武漢ウイルスから身を守る方策は、他人との濃厚接触を回避し、鼻粘膜を不潔な手から防衛する以外にありません。