石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

オジロワシの目玉模様について

下の写真に示す、若いオジロワシの尾の奥にある目玉模様は、ネットで検索した限り、新発見のようです。

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蝶や蛾の成虫や幼虫に見られる目玉模様は、天敵を脅し、身を守るために進化したと考えられています。

ネットで調べると、クジャクの尾羽の模様も目玉模様の一種とみなされているようですが、ジャノメドリ(蛇の目鳥)の翼の模様は、その名の通り、ヘビの目で相手を威嚇する手段となっています。

今回Youtubeに載せた動画では、オジロワシはうるさいカラスを撃退するために目玉模様を見せているようですが、賢く、学習能力の高い日本のカラスには、あまり有効ではないようです。

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www.youtube.com

オジロワシの目玉模様は、本来、背後から迫るキツネやオオカミを、一瞬たじろがせるために進化したものではないか、と私は想像しています。