2歳のオジロワシの近影で新発見がありました。
羽毛に白斑が目立ち、嘴の先が黒い、2歳のオジロワシを背後から近影していると、カラスが狩りをせかしに来ます。
カラスがオジロワシの背後に回ると、ワシは翼を少し持ち上げ、尾の奥を見せます。
そこには、何と大きな目玉模様があったのです。過去に、このような事実が報告されているでしょうか。
しかし、賢く、学習能力のある日本のカラスには、目玉模様は、ほとんど効果がないようです。
お尻に目玉模様を描かれた牛は、ライオンなどの猛獣に攻撃されない、という研究があることを知ったのは、最近の「チコチャンに叱られる」でした。
若いオジロワシの目玉模様は、若ワシが夢中で食餌をしているとき、背後からキツネやアナグマに襲われるのを防いでいるのかも知れません。
成鳥の尾に見られる褐色の斑紋は、その名残りでしょうか。