ミシシッピー川で、2メートルはありそうな巨大な魚を、2歳の若い白頭ワシが捕まえました。
余りの大きさに、なかなか陸地に引き上げられません。引き上げる前に、魚の眼球を両方ともくり抜いて食べます。
苦闘している所を、白頭ワシの成鳥に見つかり、心配した通り、横取りされてしまいます。
でも、この巨魚は、1羽や2羽のワシで食べ尽くせるような大きさではありません。
それにしても、オジロワシや白頭ワシの食事のマナーは不思議です。食べやすい部位から順番に食べているようには決して見えません。どういう訳か、常に、硬くて食べにくそうな頭部から食べ始めます。カルシウムやコラーゲンの豊富な頭部が好きなのでしょうか。
ヒグマの場合、鮭の、尾と皮、氷頭、イクラの順に別々に食べ、その順番に好きで旨いと感じていることは、味わって食べている様子からわかります。しかし、ワシの場合は、ヒグマほど味覚は発達していないようです。