石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

石狩のオジロワシは抱卵開始か?

2018年の子育てと、今年の暖冬を考えあわせると、石狩の防風林でも、そろそろ抱卵が始まっても不思議ではありません。

午後1時少し前に防風林に着き、カメラで巣を覗くと、何か黒いものが巣から突き出ているような気がします。しかし、まったく動かないので、巣材だろうと判断しました。

4分後、オジロワシが戻り、高枝に止まりました。その時、鳴き交しが聞こえたような気がして、双眼鏡で探しますが、他にワシの姿はありません。

15分後、ワシが巣のすぐ近くに飛んできた時、黒いものが動き、巣の中にいたワシの尾の一部とわかりました。巣の中で、辛抱強く抱卵していたようです。

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巣の中のワシは、立ち上がった後、再度、ゆっくりと抱卵の姿勢に戻りました。

これは、家に戻って、4Kテレビで再生して見て、初めて気付いたことですが、巣に近づいたワシは、ペアの成鳥ではなく、せいぜい4歳程度の亜成鳥でした。目の周りが黒く、なんとなく雄に似ています。

若ワシは巣に入りますが、巣の中にいた雄は、若ワシを追い払うどころか、むしろ巣を明け渡します。若ワシは、雄の子供だろうと思います。

巣の中にいた雄の行動は、抱卵中とまったく変わりありませんでした。しかし、抱卵をペアの雌以外と交代するはずはありません。

オジロワシの子育てで、亜成鳥がヘルパーとして子育てを助けることがあるとすれば、新発見であり、大発見です。

若ワシに巣を明け渡した、雄の行動は大変不可解です。

雄が、巣の中でとっていた不動の姿勢が、本物の抱卵行動かどうか、明日、再度確認する必要が生じました。

いつものことですが、超望遠カメラで撮影する動画は、4Kテレビで再生して見るまで、何が撮れているか、正確には分かりません。