石狩のワシ派、タカ派

札幌と石狩川流域の猛禽類の狩りと子育てを動画で記録します。

デンマークのオジロワシ♂が巣に餌を運ぶ

同じオジロワシでも、国により、また巣により、生態はずいぶん変わるものです。

デンマークオジロワシは、3月10日に2個目を産卵しました。

下の動画は、このサイトで今季オジロワシが登場する3本目で、今回、初めて雄が姿を現します。

はじめ、餌を食べているのは雌で、雄が雌に代わって抱卵しているものと思っていました。

雌のいる巣で、白頭ワシの雄が餌を食べることはありません。なぜなら巣の主人は雌であり、巣に運ばれた餌は、巣を支配する雌のものだからです。

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状況は違いました。

雌は抱卵をやめ、おずおずと雄の食べる餌を取りに行きます。

ややあって、餌は雌に渡りますが、雄は抱卵することなく、巣から出ます。

ここでは完全に分業が成立しているようです。

餌も、魚ではなく、黒い羽毛をもつ中型の鳥でした。

防風林との文化の違いを強く感じた次第です。